「年間50泊ほど、キャンプをする我が家」
真夏の暑い時期や真冬の寒い季節まで、春夏秋冬キャンプを楽しんでいます。
「気温が下がり寒い季節、キャンプでは暖房器具に石油ストーブを使用しています」
石油ストーブは電気を必要としないので、キャンプで使うのに便利。
「自宅では、石油ストーブとファンヒーターを併用して使っています」
「冬の暖房器具として、多くの家庭で使用されているファンヒーター」
シーズンが終わった後に灯油をそのまま入れっぱなしにしてしまうと、故障などリスクが高まる可能性があります。
今回は、ファンヒーターに灯油を入れっぱなしにするリスクと、正しい灯油の処理方法について、詳しく解説します。
ファンヒーターを長く安心して使用する為に、知っておきたい情報をまとめました。
- ファンヒーターに灯油を入れっぱなしにするとどうなる?
- 灯油の酸化による品質劣化
- 火災のリスク増加
- 不完全燃焼
- 灯油を入れっぱなしにしない為にはどうすればいい?
- ファンヒーターの灯油を全て抜く方法
- 灯油ポリタンク
- 灯油を安全に処分する方法
- 灯油の使い切り方のコツ
- 灯油を入れっぱなしにしない為の準備
- 他の暖房器具と併用する
- まとめ
ファンヒーターに灯油を入れっぱなしにするとどうなる?
灯油の酸化による品質劣化
「灯油は空気にさらされると、短期間でも変質します」
変質した灯油は気体の他に、タールという燃えにくい成分が発生。
タールが発生すると、ファンヒーターに付着して、燃焼不良になってしまう可能性があります。
空気や光にさらされると、短期間でも変質します。そのまま使用すると、暖房機器にタールが付着して大変なことに。石油ファンヒーター、タールが付着して燃焼不良に。
「灯油を長時間入れっぱなしにすることは、ファンヒーターの寿命を縮める原因になります」
火災のリスク増加
「タンク内に残った灯油が、なんらかの原因で漏れた場合、火気があると即座に引火する恐れがあります」
大きな火災に至る場合がある為、灯油の入れっぱなしは非常に危険。
事故の多い「給油口からの灯油漏れ」「ガソリンの誤給油」「可燃物の接触」は事故が発生した場合、大きな火災に至るおそれがあるため、特に注意が必要です。
不完全燃焼
「ファンヒーターに灯油を入れっぱなしにして放置していると、灯油が酸化し変質します」
酸化し変質した灯油を使用すると、不完全燃焼や異常燃焼を起こす原因になります。
その結果、有害な一酸化炭素を発生させる恐れがあります。
不良灯油[変質灯油(持ち越した灯油など)・不純灯油(汚れた灯油、水の混じった灯油など)]、は絶対に使用しないでください。
不完全燃焼や異常燃焼など、予想しない事故が発生するおそれがあります。
灯油を入れっぱなしにしない為にはどうすればいい?
「シーズン終了後、必ずタンク内の灯油は、抜き取ることが重要」
専用のスポイトやポンプを使用して、残りの灯油を完全に取り除きましょう。
ファンヒーターの灯油を全て抜く方法
①灯油タンクの灯油は、ポンプを使い全て抜き取ります
②ファンヒーター本体にあるオイルフィルターを取り出す
「下部の油受皿から、オイルフィルターを取り出して下さい」
③油受皿の灯油を、給油ポンプを使って抜き取ります
④抜き取れない灯油は、スポイトを使って全て抜く
「ファンヒーターを斜めに傾けると、上手く灯油を抜くことができます」
「下記のように、スポイトを使用すると全て灯油を抜きとることができました」
「油受皿の灯油を全て抜くには、ポンプだけでは難しいので、必ずスポイトが必要」
灯油ポリタンク
「灯油タンクは18Lが一般的ですが、それだと重くなる為、持ち運びがけっこう大変」
我が家は、10Lサイズのポリタンクを使用。
10Lサイズのポリタンクだと、満タン入れてもそれ程重くならないので、運搬する際にかなり楽。
「灯油の持ち運びが大変と感じておられる方は、10Lサイズがおすすめ」
18Lサイズと比べて、かなり重量が変わってきます。
「コダマ樹脂工業の灯油缶は、Amazonでベストセラー1位の商品」
安価で品質が良いのでおすすめ。
コダマ樹脂工業の灯油缶の口コミと評判は、下記のような感じ。
灯油を安全に処分する方法
「少量の灯油なら古い布や新聞紙に吸わせて、可燃ゴミとして処分することができます」
「大量に灯油が残っている場合は、ガソリンスタンドや灯油を購入した店舗に、引き取りをお願いしましょう」
事前に問い合わせ相談することで、スムーズに処分ができます。
灯油の使い切り方のコツ
「シーズンの終わりには、設定温度を上げるなどして灯油を効率よく消費しましょう」
換気を頻繁に行うことで、消費を早めることができます。
灯油を入れっぱなしにしない為の準備
「シーズン終了が近づいたら、早めに計画を立てて灯油の使用量をしっかりと管理」
しっかりと管理することで、余分な灯油を増やさないようにできます。
他の暖房器具と併用する
「ファンヒーターと石油ストーブを併用することで、灯油の消費を均等に分散させ、効率的に使い切ることが可能」
我が家も自宅では、石油ストーブとファンヒーターを併用しています。
「いろいろある石油ストーブの中で、おすすめするのがトヨトミから発売されているレインボーストーブ」
「トヨトミレインボーストーブを、我が家がおすすめする理由は、圧倒的な燃費の良さ」
灯油を満タンにして、フルパワーで使用して20時間。
火力を抑えると、最大40時間も使える燃費の良さ。
「トヨトミレインボーストーブの特徴は、ガラスに特殊なレインボー加工が施されていること」
レインボー加工が施されているので、炎が7色に輝きます。
「燃焼中は40wの明るさがあり、優しく包み込まれる感じで癒されます」
ほのかな優しい明かりが、我が家は気に入っています。
「トヨトミレインボーストーブは、安全性の高い石油ストーブ」
タンクが2重構造になっている為、本体が倒れても灯油がこぼれない仕組み。
「耐震自動消火装置が搭載しており、地震や強い衝撃を受けた際、自動で消火します」
転倒などによる火災を防止する役割があります。
「トヨトミレインボーストーブは、体の芯からじんわりと温めてくれる石油ストーブ」
自宅に1台あると、雰囲気や使い勝手が良いのでおすすめ。
暖房出力:2.50kw
タンク容量:4.9L
連続燃焼時間:20時間
高さ474.5×幅388×奥行き388mm
Q: ファンヒーターの灯油は入れっぱなしにしても大丈夫ですか?
A:ファンヒーターの灯油を入れっぱなしにするのはおすすめできません。
灯油は長期間放置すると劣化しやすく、燃焼効率が悪くなるだけでなく、機器の故障の原因にもなります。
劣化した灯油を使用すると、不完全燃焼を起こしやすく、一酸化炭素中毒や悪臭の原因になることがあります。
そのため、シーズンの終わりにはできるだけ灯油を使い切り、残った灯油は適切に処分することが重要です。
Q: ファンヒーターに灯油を余ったまま放置してはいけない理由は何ですか?
A:ファンヒーターに灯油を余ったまま放置してはいけない理由は以下の通りです。
1. 灯油の劣化: 灯油は時間が経つと酸化し、不純物が混じって劣化します。
これにより、燃焼効率が低下し、ファンヒーターの性能が悪くなります。
2. 故障の原因になる: 劣化した灯油を使うと、タールという燃えにくい成分が発生し付着すると、着火に失敗したり、途中で消火したりして故障の原因に繋がります。
3. 不完全燃焼のリスク: 劣化した灯油は不完全燃焼を引き起こす可能性が高くなり、一酸化炭素中毒のリスクを増大させます。
4. 異臭の発生: 劣化した灯油を使用すると、燃焼時に嫌な臭いが発生し、室内環境を悪化させる原因となります。
Q:シーズンの終わり残った灯油はどうすれば良いですか?
A:シーズンの終わり残った灯油を適切に処理する方法は以下の通りです。
1. 使い切る: シーズン終了前に計画的に灯油の残量を減らし、使い切るようにします。
余った灯油をなるべく減らし、最後まで燃焼させるように調整します。
2. ガソリンスタンドで処分する: 余った灯油を引き取ってくれるガソリンスタンドもあります。事前に電話で確認し、対応してもらえるか問い合わせると良いでしょう。
4. 専門業者に依頼する: 自分で処分するのが難しい場合や大量に余ってしまった場合は、専門の回収業者に依頼して処分するのも一つの方法です。
少量の場合: 自治体によっては、少量の灯油を紙や布にしみ込ませて可燃ごみとして出すことができる場合があります。詳細は各自治体に問い合わせてください。
まとめ
ファンヒーターに灯油を入れっぱなしにしておくと、故障や火災の原因になり得ます。
シーズン終了後は、必ずタンク内の灯油を完全に取り除きましょう。
灯油を完全に取り除くことで、次のシーズンが安全に使用でき、ファンヒーターの寿命も伸ばせます。
正しい灯油の管理で、暖かな冬を過ごしましょう。
以上、「ファンヒーターの灯油は入れっぱなしでOK?余ったまま放置は駄目」でした。
2024年9月3日更新