「年間50泊ほど、キャンプをする我が家」
真夏の暑い時期や真冬の寒い季節まで、春夏秋冬キャンプを楽しんでいます。
「最近はキャンプ人気がだいぶん落ち着いてきましたが、それでもいろいろなブランドからナイフが発売されています」
いざ購入しようと思ってもたくさんあり過ぎて、どのブランドのナイフを選んだらいいか迷います。
今回紹介するナイフは、永尾かね駒製作所から発売されている肥後守。
「肥後守と聞けば、鉛筆削りや切り出しナイフを、ある年代の方は想像されると思います」
我が家も昔、工作などで肥後守を使った記憶があります。
フランスではパンや肉を切ったりという風に、日常使いしているそうです。
今回は海外でも人気の肥後守について、手入れ方法・保管の仕方・メンテナスなど、詳しくブログで紹介したいと思います。
「肥後守は、明治27年頃に金物問屋の重松太三郎氏が、鹿児島から持ち帰ったナイフを元に、携帯できるようチキリを付けて、刃と柄を折りたためるように考案」
当時の取引先の多くが九州南部だったことから製品名を肥後守ナイフとして販売したところ、現地で好評を得て販売数が大幅に増加。
永尾かね駒製作所
「明治32年に、肥後守ナイフ協会が成立され、最盛期には登録製造業者が40軒、肥後守ナイフの製造に従事するものが200名を超える大きな産業になりました」
その後にカッターや鉛筆削りの登場、刃物追放運動などが起こり、廃業する業者が増え、現在は肥後守の商標を使用できるのは永尾かね駒製作所のみになっています。
永尾かね駒製作所
「各地で肥後守を模造した偽物が多く造られるようになり、様々なトラブルが発生した為、明治43年に肥後守を商品登録し現在に至ります」
永尾かね駒製作所
「肥後守の刃は、割込・全鋼・ステンレスタイプがあります」
「全鋼は刃全てが鋼で造られており、割込構造と比べて硬度が高く、刃先を薄く研いだ際などに反りにくいというメリットがあります」
6:4研ぎや7:3研ぎなど、裏と表の研ぎ角度を変えられるのもポイント。
「割込は、鋼を柔らかい軟鉄で挟み込んだ構造」
V字型の両刃なので利き手に関係なく、左右どちらでも使うことができます。
「ステンレスは、軟材の真ん中にV金10号鋼を挟み込んでおり、研ぎやすく切れ味が抜群でサビに強いのが特徴」
鞘の部分もステンレスが使われていて、水場でも気兼ねなく使用することができます。
「肥後守は、特大・大・中・ポケット・豆などのサイズがあります」
「特大サイズは、全長215mm、刃長約95mm、刃幅16.5mm、刃厚3mm、鞘長120mm、重量70g」
特大サイズ
全長215mm
刃長約95mm
刃幅16.5mm
刃厚3mm
鞘長120mm
重量70g
「大サイズが、全長175mm、刃長約75mm、刃幅14.5mm、刃厚3mm、鞘長98mm、重量50g」
大サイズ
全長175mm
刃長約75mm
刃幅14.5mm
刃厚3mm
鞘長98mm
重量50g
「中サイズが、全長160mm、刃長約65mm、刃幅12.7mm、刃厚3mm、鞘長92mm、重量43g」
中サイズ
全長160mm
刃長約65mm
刃幅12.7mm
刃厚3mm
鞘長92mm
重量43g
「我が家は、肥後守の特大サイズを使用」
「わかりやすいように、特大サイズと一味唐辛子の瓶と比べると下記の通り」
特大サイズのブレードは、一味唐辛子の瓶と同じ長さ。
「特大サイズの鞘は、一味唐辛子の瓶より一回り大きな長さになっています」
「食材を切るナイフとして使うなら、刃の長さが95mmある特大サイズ」
「特大サイズなら肥後守の青紙割込がおすすめ」
「肥後守の大サイズならステンレスが使いやすいです」
「青紙割込の大も人気で、鉛筆や切り出しナイフとしても使えます」
「以前は、ナイフを研ぐのに砥石を使用していましたが、研ぐ角度や研ぐ時間などが難しい為、ロールシャープナーに変えました」
「我が家は砥石を使わず、京セラのロールシャープナーを使用」
「ロールシャープナーは、いろいろはブランドから発売されており、100円ショップでも販売されています」
さまざまななロールシャープナーがあり、ロールシャープナーによっては研いだ直後は切れ味が復活しますが、すぐに切れなくなるものもあります。
京セラのロールシャープナーは、砥石部分にファインセラミックを採用。
「ファインセラミックの砥石が回転しながら研ぎ、手作業で砥石を使うのと同様に、縦方向にも研げます」
縦方向にも研磨できるので、切れ味が回復し長く維持できます。
「ファインセラミックは、ダイヤモンドに迫る硬さで、耐久性と強度に優れています」
①ロールシャープナーを平らな所に置きロールシャープナーのガイド溝に肥後守の刃をセット
②刃を前後に10回程度往復させるだけで完了
「刃を本体ガイド溝に入れて、10回程度往復させることで、荒研ぎと仕上げ研ぎが一度にできます」
砥石部分には、荒研ぎと仕上げ研ぎする両方の面があり、一度にできるので便利。
前後に10回程肥後守の刃を往復するだけで研げ、水を使用しないので手間もかかりません。
「我が家はロールシャープナーで、他のナイフや包丁も研いでいます」
「ロールシャープナーがひとつあれば、自宅で使用している包丁にも使えるので便利」
「ロールシャープナーで研いだ後、玉ねぎを切りましたがよく切れるようになりました」
「こちらのナイフはロールシャープナーで研いだ後、キャベツを切りましたが切れ味が完全回復」
「ロールシャープナーがあれば、本体のガイド溝に刃をセットし、10回程度往復させるだけで切れ味が回復するので簡単」
水を必要としないので、手軽に研ぐことができます。
「ステンレス製は、サビに強くメンテナンスは必要ありません」
メンテナンスを必要としないので、手軽に使用できます。
使用後、サッとキッチンペーパーなどで水分を拭き取るだけでOK。
「ステンレス以外の割込や全鋼などは、ザビ止めにオリーブオイルを塗ります」
「ただオリーブオイルは酸化してしまうと毒素が発生してしまいます」
長期で使用されない場合は、オリーブオイルではなく刃物専用錆止油を塗って下さい。
「我が家はロールシャープナーで、他のナイフや包丁も研いでいます」
ロールシャープナーがひとつあれば、自宅で使用している包丁にも使えるので便利。
以前は、ナイフを研ぐのに砥石を使用していましたが、研ぐ角度や研ぐ時間などが難しい為、ロールシャープナーに変えました。
我が家は砥石を使わず、京セラのロールシャープナーを使用。
ロールシャープナーは、いろいろはブランドから発売されており、100円ショップでも販売されています。
さまざまななロールシャープナーがあり、ロールシャープナーによっては研いだ直後は切れ味が復活しますが、すぐに切れなくなるものもあります。
京セラのロールシャープナーは、砥石部分にファインセラミックを採用。
ファインセラミックの砥石が回転しながら研ぎ、手作業で砥石を使うのと同様に、縦方向にも研げます。
縦方向にも研磨できるので、切れ味が回復し長く維持できます。
ファインセラミックは、ダイヤモンドに迫る硬さで、耐久性と強度に優れています。
以上、「【レビュー】肥後守の手入れ方法・保管の仕方・メンテナンス方法を詳しく紹介」でした。